・導入期以降のレッスン
ピアノが上達するには
① 楽器を弾きこなす体力、精神力
② 脱力のできる腕
③ 指の筋力アップ
④ 楽譜が読める知識
⑤ 表情豊かに歌う力
⑥ 豊かな感性
といったことが必要です。
導入期以降のレッスンでは
ピアノを弾くために必要な「聴く・歌う・動く・見る」一つずつに着目しながら、
それぞれの能力を次第に統合していきます。
「よい耳」「よい手」「歌心」「読譜力」をじっくりと育てます。
子どもの可能性は無限大です。
何事も土台が大切、子どもだましではなくきちんとした内容のレッスンが大切です。
導入期以降のレッスンで私が大切にしている事は次の4つです。
1.基礎力
楽譜を一人で考えて弾けるようになる、指導をしています。
ソルフェージュで音楽の基礎となる耳の力、読譜力をつけていきます。
また、指のポジション、手首の柔軟性、脱力、呼吸、さまざまなテクニックを身につけることも、初心者の段階から欠かすことはできません
レッスンの中で何度も繰り返し、曲の中で具体的にどう使うのか、様々な曲との応用の中で学びとり、身につけてゆきます。
お家での練習の仕方なども具体的に細かく説明しています。
2、よい耳を育てる
ピアノを練習する上で大切な事は、耳も同時によく使って自分の出している音をきちんと聴きながら練習することです。
この音を出したいから、こういう指の動きをするのだ、という考えを初心者の段階から根付かせることが大切です。
様々な音色を聞き分けられる事が豊かな表現力、テクニックの向上につながります。
きれいな音はきれいな動きから、また、きれいな動きは、美しい音を聴き分けられる耳から、と考えています。
3,豊かな表現力を身につける
表現力はというのは音楽の演奏において最も要の部分です。
それがなければ、ただ音を拾っているだけの、無機質で機械的な演奏になってしまいます。
1の基礎力、2のよい耳も全てこの表現力につながります。
音楽の知識、感性、テクニック、をバランスよく学び、豊かな表現ができるように指導しています。
自分でイメージして弾いてごらん、
と突き放すのではなく一緒に考えながら、具体的にどうしたらいいのか、わかりやすく、細かく具体的に説明するようにしています。
4.なにより、楽しいこと!
次回のレッスンが楽しみになるように「できた!」という思いを大事にし、やる気につなげていきたいと思っています。